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統合失調症の前駆期という考え方 ~早期治療介入の恐ろしさ~

投稿日:2010/08/18

最近タイトルにあるような取り組みが流行っているようですが・・・ ちょいと自分なりに忙しすぎて死にそうなので手短に^^
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そもそも初期統合失調症という概念は曖昧なもので、また、統合失調症の前駆期というのも理解しがたい。



まず、統合失調症の前駆期を他の疾患の諸症状とどう見分けるのか。初期統合失調症という概念も同様である。



他の疾患と見分けのつかない症状が出現した状態で早期に抗精神病薬を投与するという発想は、私には魔女狩りにしか見えない。


取り組んでいる方々は善意でしているのだろうが、よく考えてみてほしい。




前駆期や初期統合失調症と断定できる症状はどこにあるのか。
また、そうであるとう確証はどこになるのか。
見誤ったとき、あなたは責任が取れるのか。


考えれば考えるほど、前駆期や初期統合失調症という概念には疑問符が付きまとう。


さらに、薬漬けにして未来ある子どもや青年の人生を狂わせてしまう状況を自覚して耐える覚悟はあるのか。



早期治療介入やDUP(精神病未治療期間)という言語自体は批判するつもりはなく、むしろ重要だと思うが、初期統合失調症や前駆期に対する早期治療介入となると話は別だ。



これは、精神医学の疾病概念の偏りから生じた問題ともいえる。
早期に軌道修正すべき大きな問題点である。

















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